2014年05月17日
「風評破壊天使ラブキュリ」
スクールの子がネットで見て買ったのか
スクールに置いてありました
内容は、「風評を流す奴らをかわいい美少女戦士がやっつける」というもの
中には、
「放射能汚染なんて心配ない」
「心配させるような情報を流す奴はやっつけろ」
「病気になんてならないよ」
ってメッセージがぎっしり
放射能汚染についての危険を唱える学者は
悪者として描かれている
ん??と思ってよく見てみると
この本を監修したのは
偉い人とのパイプのある御用学者。。。
話の合間に、
「チェルノブイリは初動対応が不適切だったから小児の甲状腺がんが多かった。」
「内陸に住んでいるから要素の摂取が少なかったためがんが多かった。」
「福島の子供たちの多くに甲状腺の腫瘍が見られたのも、
もともと甲状腺の腫瘍には良性のものも多いからだ。」
「体内に入ったセシウムは均等に分布するから、内部被曝が危険だというのは誤りだ。」
「韓国の方が甲状腺がんの患者が多いから、日本人は心配することはない。」
などなど、この学者の持論がビッシリ 笑
この学者の立場を知らず、他の学説を見ることもなく、
これがこれまでに実証されている全てだと信じる子も少なくないでしょう
放射能による健康被害の研究の歴史はまだまだ浅く、
「断定」できるものは少ない分野なのに
もちろん正反対のことを唱える学者も少なくありません
むしろ世界的に見れば、そういう方の方が多いでしょう
でも、もちろん僕はどちらを全肯定も全否定もしません
だって、学者じゃないもん 笑
ただ単純にどちらが
「信頼できるか」
「信頼できないか」
ということだけです
だから
「信じられる人は信じれば良い」のです
僕は、
「物事は一面ではないから、鵜呑みにするのは危険だ。」
「それぞれの発言の裏に利害関係はありはしないか。」
「公平で自由に情報が流れるべきだ。」
「少しでも心配があるなら、安全な方を選択したい。」
と思っています
「美味しんぼ」は
一部だけをクローズアップさせれば
確かにショックを受ける人もいたかもしれません
しかし、全体を読んでみると
とても公平な内容でした
福島郷土料理や、特産物の素晴らしさ
今でも放射能汚染の心配もなく食べられるものなのに一律の出荷制限で出せない悔しさ
「風評被害」の辛さ
震災後の政府の対応
様々なものが丁寧な取材で描かれていました
僕は、漫画を通した冷静な「証言記録」だと感じました
それに対してこれは。。。
この作品の裏にいる人たちの顔が見えてしまいます。。。
あまりにもアンフェアなプロパガンダ
僕が教員だった頃毎年ずっと、
学校に「原子力は絶対に安全なエネルギーです」って内容の冊子が届いていました
胡散臭いと思っていたので僕はいつも捨てていましたが 笑
結果、その内容は嘘っぱちでした
それと同じ香りです
「美味しんぼ」があんなに叩かれる意味がよくわかります
思ったより「ネット世代」「漫画世代」を政治利用する流れは進んでいるようです
「政府からの情報やネットからの情報を全部鵜呑みにしないで、自分でよく考えましょうね。」
「少しでも危険だと思ったら、無理しないで自分の身を守りましょうね。」
という言葉も言えない時代になってきたようです
スクールに置いてありました
内容は、「風評を流す奴らをかわいい美少女戦士がやっつける」というもの
中には、
「放射能汚染なんて心配ない」
「心配させるような情報を流す奴はやっつけろ」
「病気になんてならないよ」
ってメッセージがぎっしり
放射能汚染についての危険を唱える学者は
悪者として描かれている
ん??と思ってよく見てみると
この本を監修したのは
偉い人とのパイプのある御用学者。。。
話の合間に、
「チェルノブイリは初動対応が不適切だったから小児の甲状腺がんが多かった。」
「内陸に住んでいるから要素の摂取が少なかったためがんが多かった。」
「福島の子供たちの多くに甲状腺の腫瘍が見られたのも、
もともと甲状腺の腫瘍には良性のものも多いからだ。」
「体内に入ったセシウムは均等に分布するから、内部被曝が危険だというのは誤りだ。」
「韓国の方が甲状腺がんの患者が多いから、日本人は心配することはない。」
などなど、この学者の持論がビッシリ 笑
この学者の立場を知らず、他の学説を見ることもなく、
これがこれまでに実証されている全てだと信じる子も少なくないでしょう
放射能による健康被害の研究の歴史はまだまだ浅く、
「断定」できるものは少ない分野なのに
もちろん正反対のことを唱える学者も少なくありません
むしろ世界的に見れば、そういう方の方が多いでしょう
でも、もちろん僕はどちらを全肯定も全否定もしません
だって、学者じゃないもん 笑
ただ単純にどちらが
「信頼できるか」
「信頼できないか」
ということだけです
だから
「信じられる人は信じれば良い」のです
僕は、
「物事は一面ではないから、鵜呑みにするのは危険だ。」
「それぞれの発言の裏に利害関係はありはしないか。」
「公平で自由に情報が流れるべきだ。」
「少しでも心配があるなら、安全な方を選択したい。」
と思っています
「美味しんぼ」は
一部だけをクローズアップさせれば
確かにショックを受ける人もいたかもしれません
しかし、全体を読んでみると
とても公平な内容でした
福島郷土料理や、特産物の素晴らしさ
今でも放射能汚染の心配もなく食べられるものなのに一律の出荷制限で出せない悔しさ
「風評被害」の辛さ
震災後の政府の対応
様々なものが丁寧な取材で描かれていました
僕は、漫画を通した冷静な「証言記録」だと感じました
それに対してこれは。。。
この作品の裏にいる人たちの顔が見えてしまいます。。。
あまりにもアンフェアなプロパガンダ
僕が教員だった頃毎年ずっと、
学校に「原子力は絶対に安全なエネルギーです」って内容の冊子が届いていました
胡散臭いと思っていたので僕はいつも捨てていましたが 笑
結果、その内容は嘘っぱちでした
それと同じ香りです
「美味しんぼ」があんなに叩かれる意味がよくわかります
思ったより「ネット世代」「漫画世代」を政治利用する流れは進んでいるようです
「政府からの情報やネットからの情報を全部鵜呑みにしないで、自分でよく考えましょうね。」
「少しでも危険だと思ったら、無理しないで自分の身を守りましょうね。」
という言葉も言えない時代になってきたようです
Posted by さっさ at 19:01│Comments(3)
この記事へのコメント
追伸
「美味しんぼ」を実際に読むとわかりますが、そこでは、実際に取材したいくつもの証言をその方々の実名を挙げたりしながら描いています。
「美味しんぼ」バッシングではなぜか決して話題に出ませんが、
福島の名産品をなんとか出荷しようとしている現地の皆さんの証言
本当の「風評被害」についての生産者の悩み
特産品の美味しさなどについても丁寧に触れています。
「美味しんぼ騒動」では、「現地の皆さんの気持ちを」「今の時代は」というものを感情的なところで述べる方もたくさんいらっしゃいました。
しかし、果たして「安全です」「心配しすぎです」「風評被害です」と断じてしまうことは、本当に客観的で冷静な結論なのでしょうか。
そして、「風評被害」と切り捨ててしまうことによって傷つく、福島の皆さんや国民の皆さんの気持ちも含めて考えるべきではないでしょうか。
同じ福島の方、同じ国民でも、様々な立場や想い、判断があるのです。
復興を祈る気持ちは同じでも、様々な方がいます。
放射能汚染など心配ないと考える方
とても心配であっても住む地を離れられない方
親族や知り合いと別れ、泣く泣く避難された方
避難してからも親族などから「故郷を捨てた」と非難される方
避難するしないで家族の関係が分断されてしまった方
故郷に戻りたくても家族の健康を考えて戻れない方
「福島の皆さんや国民の不安を取り除くことが大切だ」という単純な問題では決してないのです。
私の意見でさえ、絶対に正解であるということは言えません。
なぜなら、現在の科学では「論」はあっても「結論」はないのですから。
「専門家」「科学者」と呼ばれる人でさえ、様々な立場や様々な意見があります。
放射能汚染による影響は「わからない」というのが、現在唯一断言できる一番公平な結論でしょう。
人はこれまで、科学への過信や盲従、そしてそれに恣意的なものが加わることによって、取り返しのつかない悲劇を繰り返して来ました。
今も、かつて「鼻血を出す子どもたちへの医療費を」と当時の政権を非難していた政治家が、掌を返すように「鼻血なんてデマだ」と言い出しているように、同じ人であっても立場によって見解は大きく異なります。
また「わたしの周りにはいない」=「存在しない」とは言い切れません。
ですから私が伝えたい最大の点は、今私たち国民に必要なことは様々な側面の材料を見た上で自己判断してゆくことではないかということです。
国が国民を守るのではなく、私たちが自分自身を守らなければならない時代になっているのですから。
そういった意味で私の意見も、一つの意見として考え、今後自分や自分の家族の命や生活を考えてゆく材料のひとつとしていただければ幸いです。
「美味しんぼ」を実際に読むとわかりますが、そこでは、実際に取材したいくつもの証言をその方々の実名を挙げたりしながら描いています。
「美味しんぼ」バッシングではなぜか決して話題に出ませんが、
福島の名産品をなんとか出荷しようとしている現地の皆さんの証言
本当の「風評被害」についての生産者の悩み
特産品の美味しさなどについても丁寧に触れています。
「美味しんぼ騒動」では、「現地の皆さんの気持ちを」「今の時代は」というものを感情的なところで述べる方もたくさんいらっしゃいました。
しかし、果たして「安全です」「心配しすぎです」「風評被害です」と断じてしまうことは、本当に客観的で冷静な結論なのでしょうか。
そして、「風評被害」と切り捨ててしまうことによって傷つく、福島の皆さんや国民の皆さんの気持ちも含めて考えるべきではないでしょうか。
同じ福島の方、同じ国民でも、様々な立場や想い、判断があるのです。
復興を祈る気持ちは同じでも、様々な方がいます。
放射能汚染など心配ないと考える方
とても心配であっても住む地を離れられない方
親族や知り合いと別れ、泣く泣く避難された方
避難してからも親族などから「故郷を捨てた」と非難される方
避難するしないで家族の関係が分断されてしまった方
故郷に戻りたくても家族の健康を考えて戻れない方
「福島の皆さんや国民の不安を取り除くことが大切だ」という単純な問題では決してないのです。
私の意見でさえ、絶対に正解であるということは言えません。
なぜなら、現在の科学では「論」はあっても「結論」はないのですから。
「専門家」「科学者」と呼ばれる人でさえ、様々な立場や様々な意見があります。
放射能汚染による影響は「わからない」というのが、現在唯一断言できる一番公平な結論でしょう。
人はこれまで、科学への過信や盲従、そしてそれに恣意的なものが加わることによって、取り返しのつかない悲劇を繰り返して来ました。
今も、かつて「鼻血を出す子どもたちへの医療費を」と当時の政権を非難していた政治家が、掌を返すように「鼻血なんてデマだ」と言い出しているように、同じ人であっても立場によって見解は大きく異なります。
また「わたしの周りにはいない」=「存在しない」とは言い切れません。
ですから私が伝えたい最大の点は、今私たち国民に必要なことは様々な側面の材料を見た上で自己判断してゆくことではないかということです。
国が国民を守るのではなく、私たちが自分自身を守らなければならない時代になっているのですから。
そういった意味で私の意見も、一つの意見として考え、今後自分や自分の家族の命や生活を考えてゆく材料のひとつとしていただければ幸いです。
Posted by さっさ at 2014年06月04日 14:59
とっくに福島を離れて生活している元町長が、SNSでは嬉々として鼻血鼻血と大騒ぎし、知事選に立候補して案の定落選www もちろん、私も投票しませんでした。
こういうインチキな人の声を「真実」をありがたがっている時点で、あの漫画は評価するに値しないというか、「公平」とは言い難いことがわかります。
安全なところから石を投げ、福島のことを考えてくれている学者のことは「御用学者」呼ばわり
こんなブログをドヤ顔で書いて、恥を知りなさい。
こういうインチキな人の声を「真実」をありがたがっている時点で、あの漫画は評価するに値しないというか、「公平」とは言い難いことがわかります。
安全なところから石を投げ、福島のことを考えてくれている学者のことは「御用学者」呼ばわり
こんなブログをドヤ顔で書いて、恥を知りなさい。
Posted by 放射脳に名乗る名は持ち合わせていません at 2016年12月09日 16:08
放射脳(以下省略)さん
楽しいコメントありがとうございます)^o^(
文面から年令がお若いようですね !(^^)!
どうぞ、ご自分でご自分のブログに堂々と記事をお書きになってください (*^_^*)
失礼します~
楽しいコメントありがとうございます)^o^(
文面から年令がお若いようですね !(^^)!
どうぞ、ご自分でご自分のブログに堂々と記事をお書きになってください (*^_^*)
失礼します~
Posted by さっさ at 2016年12月14日 21:25